オーバルレジン
システム

オーバル独自の楕円形状で可使時間帯等を研究開発した従来のエポキシの欠点を克服したオーバルレジンによる接着工法(ORS)です。在来工法(熔接、某後付を含む)の諸作業を無くしただけではなく、サビ浮きやクラックなども無くしました。後付工法により、他の職種との取り合いもなく、作業工程も自主管理できます。

Ovale Simple
安全に簡単にレベル調整ができるシンプル
Ovale Simple
オーバルシンプル説明図
手摺安全設置補助器具
シンプルは、オーバルレジンシステムを施工するために不可欠な商品です。てすり設置の際、上下左右のレベル調整ができ、安全かつ確実に施工できます
取り扱い説明
規定と寸法
形式 OV-BHT
パラペット調整幅 100~170mm
高さ調整範囲 68~173mm
許容荷重 10kg
ご使用の前に
ご使用の前に、次の準備をしておきますと、 器具取付けが楽になり、微調整で済みますので、早く施工できます。
  1. パラペット幅の調整
    施工しようとするパラペット幅に、パラペット調整ツマミを回して広げておいてください。
  2. 高さの調整
    準備作業で高さの調整を終えていますので、必要ありません。微調整が必要なときは、準備作業②「高さの調整」を参考にしてください。
  3. パラペットの中心と手摺受けの中心を合わせる
    前後調整ナット(蝶ナット)を緩め、スライドベースを前後に動かし、中心が合っていたら、蝶ナットを締めて固定してください。
施工工程
  1. 本体をパラペットに固定する
    ライドブロックを手前側にして、パラペット締付けツマミを回して、パラペットに本体を固定してください。この場合、パラペット天が本体の下部に亘うに取付けてください
  2. 高さの調整
    準備作業で高さの調整を終えていますので、必要ありません。微調整が必要なときは、準備作業②「高さの調整」を参考にしてください。
  3. パラペットの中心と手摺受けの中心を合わせる
    前後調整ナット(蝶ナット)を緩め、スライドベースを前後に動かし、中心が合っていたら、蝶ナットを締めて固定してください。
使用上の注意
  1. 操作性が悪く、動きが重たくなったときは、スライドブロックの傾斜面及び摺動部に少量のグリス、リンクのピン部に潤滑油を塗布してください。
  2. 手摺受け部の荷重は、10kg/個としてください。
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Ovale Resin System
従来のエポキシ樹脂の欠点を克服したオーバルレジン
  • 作業者の皮膚障害の低減
  • 気温による可使時間の一定化
  • 湿潤面や水中下でも接着硬度を低下させずに硬化できる
Ovale Resin System
  1. 接着性、機械的強度、対薬品性、経年による安定性に優れたエポキシ樹脂が主成分。
  2. 作業者に負担が少なく、湿潤面や水中においても接着可能。
  3. 手摺施工の工程を簡略化し、経済性と強度・安全性の高い施工が可能。
  4. 保守用途など、多用な応用性を発揮。
※オーバルレジンには、「夏」「春秋」「冬」の3つのタイプがあります。それぞれのシーズンに適応したものをご利用ください。
保管及び取り扱いの注意事項
※接着剤は、皮膚に触れると皮膚障害を起こすことがありますので取り扱いには、必ず以下の事項を守ってください。
  • 取り扱いは、安全眼鏡及び保護用具を使用してください。
  • 硬化が始まると発熱しますので、保護手袋を使用してください。
  • 体質により、かぶれを起こすこともあります。使用後は充分に手を洗ってください。
  • 目に入った場合は、水でよく洗い流した上で、医師の診断を受けてください。
  • 作業着に付着した場合はアルコールで洗った後、水と石鹸でよく洗い落としてください。
  • 取り扱い後は、手洗い及びうがいを充分に行ってください。
  • 火器や高温物を近づけないでください。
  • 上記の他、作業現場の安全基準に沿って取り扱ってください。
  • 冷暗所に保管してください。(保存期間 1ヵ年)
  • 低温下での保管の際、主剤は5℃以下になると結晶することがありますが、高温化に養生する(お湯につける)ことにより、元の状態に戻ります。 その際、高温のまま使用されますと、硬化が速まりますのでご注意ください。
  • 1セットで使い切り、小分けは絶対にしないでください。
レジン注入時の注意事項
  • 穴孔の深さの半分程度にレジンを注入してください。
  • 注意事例 ⇒ レジンを穴孔いっぱいに入れすぎ、手摺を差し込んだら、穴孔 から接着剤が溢れ出し壁を汚した。
  • 万一、接着剤が溢れ出した場合は、速やかにウエス等で拭き取り、壁色のペイントをタッチアップしてください。
安全衛生
  • 作業前に、現場責任者と入念な打ち合わせを行ってください。
  • 現場においては、各種規制、指示事項を遵守してください。
  • 安全保護用具(保安帽、安全帯、メガネ、手袋、マスク等)を確実に着用してください。
  • 作業前には、使用機器の点検を行ってください。
  • 床面より2m以下の足場で施工する場合でも、必ず命綱を使用してください。
  • 整理整頓に留意してください。
  • 喫煙は、指定の位置で行ってください。
  • オーバルレンジの取り扱いについては、記載された注意事項を厳守してください。
  • オーバルレジン工法を施工する自覚と責任感を持ち、同じ作業所で 共に働く皆さんと協調し、喜びを分かち合い、より良い建築の一端を担えるよう実践しましょう。
接触不良の原因
  • 絶対に小分けしないでください。
  • 冬場は、混じりにくいので、ガストーチ等で2~3秒炙り攪拌する。逆に、攪拌しすぎると、容器の中で発熱し硬化しますので、10秒程度よく振ってください。
  • アンカー穴の中の粉塵をできるだけ綺麗に取ってくださいブロアーで吹き飛ばすか、掃除機を使って粉塵を吸い取ってください。
  • 穴孔した後、他の工程を進める場合や期間を置く場合は、穴に養生材等(20φから25φ程度のエサフォームや小丸棒など)のバックアップ材を差し込んでおいてください。
  • 穴孔に水が溜まったままレジンを注入すると硬化時間は、約5時間程度に延びます。
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Ovale Anker
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