事業コンセプト

あやとりのようなしがらみ、複雑な社会など、その中には様々な危険が潜んでいます。従来の溶接工法では考えられなかった、 いとも簡単なオーバルレジンシステム。
そして、このシステムによってもたらせる効果は、大幅な工期短縮、コストダウン、メンテナンスの不要さ、 その技術による技能者の向上・育成など、建築業界にとって小さな鍵であって大きな扉を開ける、明るい兆しを示しているかもしれません。

そして今、もっともっと簡単に。
つまり、「簡単がゆえに安全」であるという考えを元に、新システムを開発しました。このことにより、 技術者の向上・育成が図れ、そしてそのことが、建築の精度を上げ、より良い建築物を生活者に提供できると思っています。

従来からの溶接工法

ビル、マンションなどの外部に思わぬ問題が発生し、それを看過しています。それはバルコニー廊下等に取り付けられている落下防止手摺の足元部です。

ここ30年の間に腐食、メンテナンスが少ないということで主流はスチールからアルミ、ステンレスに変わりつつ、 躯体本体と共にその強度と品質は飛躍的に高いものとなっています。しかし、その取り付け方法は旧態そのもので、特に今までの公共住宅においては一層深刻になっています。
現状の従来工法では景観を損ない、建物の老朽化をさらに進めているばかりでなく、重大災害をも引き起こす原因にもなり、又、実際足元部コンクリートの塊の落下報告が増えています。

システム化された
オーバルレジンシステム

OVALEの製品(写真左側)の形状だけ真似た鉄製金具(写真右側)

  • 躯体を傷つけない、欠損を作らない
  • 漏水をおこさないエポキシ系アンカー
  • 金属(ST金具支柱補強兼)の弾性を利用
  • 墨出しから設置まで自主管理工程
  • メンテナンス工事を作らない
  • 新技術の修得促進と技能者の向上と労働条件の改善
  • 工期、トータルコストの大幅低減を実現

いつも新しいものを求めて。これがオーバルの基本ポリシーです。
例えば、 オーバルレジン工法はPC工場でのアンカープレートの打ち込みを無くしたのを始め、熔接、トロ詰めコーキング等のさまざまな工事を省さました。
オーバルが開発した樹脂による接着工法(ORS)が在来工法(熔接、某後付を含む)の諸作業を無くしただけではなく、サビ浮きやクラックなども無くしました。後付工法により、他の職種との取り合いもなく、作業工程も自主管理できます。

危際な後付接着工法その1

後付工法は、メンテナンスが要らないということで、溶接工法から安易な接着工法を用いたために、更にメンテナンスがかかるばかりでなく、落下する恐れがあると問題になっている工法がみられます。

接着後付工法 =『オーバルレジンシステム』ではありません!

特に関東地区でみられるケースですが、「オーバル手摺を採用したが、入居者からクレームが相次ぎ困っている」という弊社としては論外な報告を受けるケースが目立っています。真似た楕円デザインと工法の他メーカーでした。そこで、ご相談に乗らせていただくと…

  • 手摺が揺れて恐い。
  • 支柱の足元から錆が出ているが、腐って外れないか。
    鉄のボルトを使っているのではないか。
  • 接着剤で大丈夫か。
    何年かすると、「バリッ」と折れるのではないか。
  • 各データを出してほしい。
    (公的機関等でのケース)

危際な後付接着工法その2

弊社の法人設立にあたって、前記の諸問題を全てクリアし、アルミ手摺の接着後付メーカーとしてスタートしました。そして更に、今日に至るまで研究開発に励んでいます。
弊社が、開発した樹脂・工法・システムを、形姿だけ真似た一部の他メーカーの後付接着工法(劣悪な故に安価)が出回り、開発した弊社のみならず、それを採用された各ゼネコンの方々に多大なご迷惑をお掛けしています。又今後にもその懸念を残していいるため、弊社としても苦慮しています。
弊社におきましては、業界としての技術水準の向上のために、それらのクレーム対処手法の研究開発に励んでいます。皆様におかれましても、そのようなクレームに接した場合は、是非ご一報ください。